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U20日本代表 大会リポート

2009/6/25

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月21日(日)

いい試合であったということだけでなく、勝つという明確なものを結果として残すことの難しさを教えられた4試合でした。だからこそ最後となるこの試合で結果を残したい、それがチームがすごく欲しているものでした。

U20ウルグアイ代表との最終戦は、開始からJAPANペースで進み、鶴ヶ崎選手の最初のトライを皮切りに、JAPANはトライを重ね前半を40-0で折り返しました。しかし、後半に入ると、サウナのような蒸し暑さの中で、失速してしまいましたが、選手たちはその中でも随所に素晴らしいプレーを見せてくれました。

1勝4敗、来年度のJWCへの出場権は逃してしまいました。但し、次のチーム(おそらくこの中には今回出場したメンバーから数名入ってくると思います)が、この場所への出場権を手に入れてくれるはずです。今大会でJWCを卒業する選手たちも次はJWCでなくワールドカップを目指して、次の日本代表を目指して頑張っていってくれるものと思います。JWCは代表への通過点の一つです。一人でも多くの選手が代表としてプレーしてくれることを楽しみにしています。

U20日本代表を応援して下さいましたファンの皆様、並びにチームを支えて下さいました関係者の皆様、誠にありがとうございました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

最後のレポートは帝京大学2年 滑川剛人選手と 早稲田大学3年 主将有田隆平選手です。

滑川剛人
滑川剛人
「日記担当の帝京大学所属の滑川剛人です。
長いようで短いJWCが今日で終わりました。今日は15位16位決定戦として相手はウルグアイでした。これまでの試合では惜しくも負けるという結果になり、非常に悔しいという気持ちと、共に応援してくださっているファンの方や、支えてくださった家族や大学の仲間、そして一緒になって戦ってくれた代表の団長、監督そしてコーチ達やトレーナーに申し訳ないという気持ちをすごく感じました。目標のプール二勝はできませんでしたが、どうにか今日の試合で周りの皆様に記憶に残してもらえる試合になるように、自分自身を含め代表一丸となって80分間プレーした試合となりました。
結果は初勝利となり嬉しい部分と15位に終わった悔しい部分がありましたが悔しい部分は来年のJWTの出場資格が自分や山下などはあるので、来年まで悔しさを忘れずそして近い将来フル代表で借りを返すという目標が見えました。
応援してくださった皆様、代表関係者、本当にありがとうございました」


有田隆平
有田隆平
「今回総括を担当する今年度U20日本代表の主将を務めさせていただいた有田隆平です。
今回の大会はベスト8を目標に掲げ多くのサポーターのおかげで去年以上の準備をさせてもらいました。またたくさんのファンの声援のおかげで力をもらう事ができました、
本当にありがとうございます。
ただ15位という結果に関しては期待に応えられず残念で申し訳なく思います。
秩父宮での予選の戦いぶりは自分がウェールズで初めてチームに合流した時と比べると全く別のチームのような感じで全員が日本のためにプライドを持って戦っていると一緒に戦っている自分も感じました。これも秩父宮まで足を運んでくれたファンのおかげです。
自分も含め選手一人ひとりが各大学に帰って今大会の経験を生かして日本ラグビーを盛り上げていきたいと思います。
そして来年JWCには出場できませんが、必ず戻ってきて目標のベスト8を成し遂げると思うので、これからも応援よろしくお願いします。
主将をやってプレーヤーとしても人間としても成長することができました、本当にありがとうございました」

U20ウルグアイ代表 17-54 U20日本代表   U20ウルグアイ代表 17-54 U20日本代表   U20ウルグアイ代表 17-54 U20日本代表   U20ウルグアイ代表 17-54 U20日本代表


U20ウルグアイ代表 17-54 U20日本代表   U20ウルグアイ代表 17-54 U20日本代表   U20ウルグアイ代表 17-54 U20日本代表   U20ウルグアイ代表 17-54 U20日本代表

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月20日(土)

三週間にわたるJWCも残りあとわずか、明日の試合を残すのみとなりました。
プール戦2勝を目標に挑んだこの大会、残念ながら結果はついてきませんでしたが、まだあと残り1試合あります。この四試合で積もった想いをどれだけ出せるか、明日の試合は出し切ってくれるはずです。

本日のレポートは中部大学2年 横山隼太選手と大東文化大学3年 斎田晃平選手です。

横山隼太
横山隼太
「今日は試合日前日なので、午前中にキャプテンズランを行いました。試合に向けた最後確認をし、暑い中でも集中できていました。午後はフリーで自分はトリートメントをしてもらいました。トレーナーには腰と脚の状態を良くするためにいつもトリートメントをして頂き感謝しています。
地元であり、応援に来て下さる方々に勝つ試合を見せられるように頑張りたいです。明日は絶対に勝ちます」

斎田晃平
斎田晃平
「今日はウルグアイ戦前日ということで午前にキャプテンズランで最終的な確認をして終わるという軽めな調整でした。午後は各自でコンディションを整える時間にあてられ明日の試合に万全の状態で臨む準備がしっかりできていたと思います。
U20日本はプール2勝、そしてベスト8の目標は果たせず、下位の順位決定戦に回りましたが、モチベーションを下げることなく明日の最終戦はチーム全員が一つとなりやってきたことをすべてぶつけて必ず勝ちたいと思います。それが自分たちのプライドだと思うし、支えてきてくれた人たちや応援してくれた人たちもそれを望んでいると思うので、1プレー1プレーを大切にがんばりたいと思います」

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月19日(金)

今日、練習は午前中のみ行われ、午後はコンディショニングの調整や各部屋に配られたDVDの映像を選手各自で見て、相手の分析を行いました。そして、選手同士で集まりミーティングをするなど最後の一試合に向けて、限られた時間の中しっかりと準備を行っていました。

本日のレポートは関西学院大学3年、長野直樹選手です。

長野直樹
長野直樹
「19日の日記を担当させて頂きます、関西学院大学3回生の長野直樹です。今日は午前中に次のウルグアイ戦に向けての対策練習を行いました。イタリア戦の反省も踏まえ、練習の雰囲気もとても良くなり、次の試合へ向けて準備は万端です。午後はフリーということで、各々が有意義な時間を過ごしました。
21日の試合はそれぞれが本気になって、感動してもらえるような試合をしたいと思いますので応援よろしくお願いいたします」

プレッシャーの中でも正確なスローを   スキルの再確認   すごく仲がいいのです。この二人
プレッシャーの中でも正確なスローを   スキルの再確認   すごく仲がいいのです。この二人

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月18日(木)

昨日の試合はチームにとっていろいろなことを考えさせられる試合となってしまいました。けれど、大会はまだ終わっていません。今更順位は変えられませんが、最後の一戦、今までのものを出し切って、チームとして納得のいく戦い、勝利が得られるよう全力で臨んでいきます。そのためにも今日はまずリカバリーを行い、最終戦をいいコンディションで迎えられるよう準備しました。
午前はプール等のリカバリーに当てられ、午後はレガシープログラムに一部の選手が参加しました。
最終戦まであとわずか。いい結果を残せるよう頑張ります。

本日のレポートは早稲田大学2年 山下昴大選手です。

山下昴大
山下昴大
「昨日試合だったため、今日はリカバリーだった。午前中ゲームに出たメンバーはプールリカバリーを行いメンバー外はフィットネスだったので、しっかり睡眠をとって疲れをとった。
あと3日でこのチームは解散する。最終戦では結果を残してこのチームの最後にしたい」

日本中の応援して下さっている方々へ
いつも応援ありがとうございます。結果としてはとても残念ではありますが、皆さんの応援で頑張れます。これからも暖かいご声援よろしくお願い致します。

名古屋で応援して下さっている方々へ
昨日の試合では不甲斐無い姿を見せてしまってすいませんでした。最終戦ではチーム一丸となって結果はもちろん、皆さんの心に響くようなゲームをしたいと思うのでぜひグラウンドに足を運んでください。

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月17日(水)

イタリア戦です。今回の出発前のミーティングでは初めに薫田監督から有田キャプテンにジャージが手渡されたあと、有田キャプテンから各選手へジャージが配られ、握手が交わされました。

惜しかったサモア戦、スコットランド戦。あの試合と同じパフォーマンスができればきっといい結果がついてくるだろうと思われました。しかし、何かいつもと違う戦いをしてしまい、自分たちらしさを出せることなく終わり、負けてしまいました。大会は残り一試合、終わったことは今は忘れてまずは、ウルグアイ戦に向けて切り替えです。

本日のレポートは天理大学2年 立川理道選手と日本体育大学2年 高井迪郎選手です。

立川理道
立川理道
「今日はイタリアとの試合がありました。結果は15-21でした。非常に残念な結果ですごく悔しいです。このU20での試合はあと一試合になりました。絶対に勝利という結果を残さなければいけません。このチームでする最後の試合を楽しみ、残りの時間を大切にしていきたいです」


高井迪郎
高井迪郎
「今回のJWCではラグビー選手としてはもちろん、人間として成長できました。自分は2試合目、3試合目を怪我により、試合に出られるのかわからない状況でした。自分の中でも半分以上あきらめていた感じでした。しかし、監督をはじめコーチに信頼してもらうことができ、出場できました。その中でトレーナースタッフの方には本当に感謝しています。ケアをしてもらう度に良くなりました。森口先生には何度も治療して頂きました。そして(13日のスコットランドとの)試合で1万5千人のラグビーファンの方々の応援でしっかり体を張ることができ、全試合80分間を戦うことができました。
この大会で一人では絶対にラグビーはできないと実感しました。そして、仲間の為にも自分の為にも真剣にプレーすることができました。それでもプール戦の3つは善戦したものの勝つことはできませんでした。多くの人のスタンディングオベーションを受けこんなに多くの人を感動させたのは初めてだと思いました。でもその中でゲームのできた自分は幸せでしたが、感動することはできませんでした。あと残り1試合、この最高のチームで勝利を手にして自分自身も感動して大会を終えたいと思います。そしてこの経験、成長を活かして今後のラグビー人生を送っていきたいと思います」

有田キャプテンとメンバーが試合に向けて固い握手   イタリア戦を前に   瑞穂でのイタリア戦   ベンチから見守る選手たち   またしても、あと一歩のところで敗戦
有田キャプテンとメンバーが試合に向けて固い握手   イタリア戦を前に   瑞穂でのイタリア戦   ベンチから見守る選手たち   またしても、あと一歩のところで敗戦

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月16日(火)

本日は午前の練習一回のみ行われました。いよいよ明日にイタリア戦を迎え、プール戦で見せたようなパフォーマンスを各自が、チームが見せれば、きっといい結果がついてくると思います。残り2試合これで順位が決まり、今大会の日本の結果が出てしまいます。

中3日と厳しいスケジュールのなか、選手たちは疲れもたまりますが、トレーナー陣によるケアはしっかりと行われており、コーチ陣も常にコンディションのことを考えながら練習を組んでいます。応援して下さるファンの方々もたくさんいます。いいゲームだけでなく、いい結果が残せるゲームにできるよう次の試合は挑んでいきます。

御成門小学校の生徒さんから頂いた応援メッセージ
御成門小学校の生徒さんから頂いた応援メッセージ

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月15日(月)

午前中はまず、中三日という厳しいスケジュールのなか3戦し、疲れた体を癒しつつ、次のイタリア戦に気持を入れ替えるため、午前中にトレーニングは行いませんでした。

ただし、選手達には今までの試合の映像と、次の試合相手であるイタリアの映像が手渡され、各自で分析を行う時間に使われました。

午後は激しい練習は行わず、タッチフット、ユニット、チーム練習など1時間ほど軽く動いて終わりました。イタリア戦はすぐやってきます。どう戦っていくのかチームはすでにそちらへ意識を持って行っています。

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月13日(土)

いよいよスコットランド戦を迎えました。
サモア戦で勝てなかった悔しさ、など色々な思いを胸にチームは試合に向けて動き出しました。前の2試合とはキックオフの時間が異なり、時間の調整が違いましたが、チームはしっかりとキックオフの時間に合わせて動いていました。
スタジアムに入った後はしっかりと組まれたスケジュールの下にチームが動きいよいよキックオフを迎えました。
http://www.jwc2009.jp/news/news6545.html

あと少しで、そんな思いが強く残る試合になりました。ただ、選手たちは、試合はもちろん試合に向けた練習でも一生懸命に頑張っていました。その努力は必ず次の順位決定戦で勝利という結果で見られるはずです。

本日のレポートは慶應義塾大学2年 仲宗根健太選手と東海大学1年 三上匠選手です。

仲宗根 健太
仲宗根 健太
「今日はスコッドランドとの試合でした。結果は12対7で敗れてしまいました。多くの方の声援もあり、心強く戦うことができました。ありがとうございました。目標であるベスト8にあと少しで届きそうだったため非常に悔しいです。この大会のために約60日間準備をしてきたため寄せ集めの代表チームですがそのような感じではなく、一つのチームになることができました。残りの二試合でこのチームが解散してしまうと思うと残りの試合を大事にし、絶対に勝たないといけないと感じています」


三上 匠
三上 匠
「今日は秩父宮でスコットランドと戦いました。メンバーは午前中コンディションを整えて、メンバー外は東京ガスグランドへ行って一時間ほどコンタクトフィットネスをやりました。午後はミーティングを終えて会場へ向かいました。土曜日ということもあり、観客の数が前試合より多く選手達の気持ちもより一層高まったと思います。
 今日の秩父宮は気温が高く、なにもしていなくても汗をかくくらいでした。スットランドの選手達は暑さに弱いと聞いていて、ジャパンは最初から飛ばしていくという作戦をとりました。前半はハンドリングエラーが目立ち苦しい時間が続きました。0-12と折り返して後半へ、ジャパンはラインアウトモールを武器としていましたが、相手にモールを崩されたり、入られたりして上手くモールを進めることができませんでした。南橋さんがトライをとりましたがあと一歩およばず負けてしまいました。残りあと二試合気持ちをいれかえて頑張っていきます」

試合に出場できないメンバーも次に備えて体を追い込みます   元木コーチの厳しいメニューに対しても選手たちは負けじと頑張っています   出しきりました(鶴ケ崎選手)   試合会場   対U20スコットランド代表戦
試合に出場できないメンバーも次に備えて体を追い込みます   元木コーチの厳しいメニューに対しても選手たちは負けじと頑張っています   出しきりました(鶴ケ崎選手)   試合会場   対U20スコットランド代表戦

対U20スコットランド代表戦   対U20スコットランド代表戦   対U20スコットランド代表戦   試合後、レガシープログラムで訪れた御成門小学校皆さんから応援メッセージを頂きました
対U20スコットランド代表戦   対U20スコットランド代表戦   対U20スコットランド代表戦   試合後、レガシープログラムで訪れた御成門小学校皆さんから応援メッセージを頂きました

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月12日(金)

6月12日午前11時、茨木県・鹿島神宮より御分霊された武甕槌神(タケミカヅチノカミ:武の神とされる)が祀られる、東京都・鹿嶋神社へ日本代表選手、スタッフが祈願へ訪れました。

厳粛な雰囲気の中、静かにスコットランド戦の勝利を祈願するU20日本代表。
健闘しているとはいえ、連敗中のチームの「空気」を変えるため、薫田監督より上野団長への申し入れで今回の必勝祈願実施が決定。やるべきことはやった上で、「天命」がどうあらわれるのか。神頼みだけではなく、自分たちがやってきたことを武の神にも示すべく、決意も新たに明日のスコットランド戦へ臨みます。

午後の練習では、引き締まった空気感の中、選手主体で様々なプレーを想定し、場面場面を確認しながらの調整となりました。
コーチ陣もひとつひとつのプレーを、薫田監督を中心に細かくチェック。
明日、U20日本代表は結果を残すのみです。

本日のレポートは東海大学2年 安井龍太選手です。
安井龍太
「今日の日記を担当させて頂きます。安井です。今日は明日のスコットランド戦という大一番に向けてホテルの近くにある鹿嶋神社へ必勝祈願を行いに行きました。この必勝祈願でさらにチームが一つにまとまり非常にいい雰囲気になりました。
昼からの練習は、明日に向けての確認や合わせが中心で早めにおわりました。練習は終始いい雰囲気で、チーム全体の明日への意気込みが見えました。
第1戦のイングランド戦、1点も取れずに敗れてしまったがいい部分もたくさんみれて次に繋がるいい試合ができたとチーム全体が感じていました。
第2試合のサモア戦はこのチームが始まった時からターゲットにしていた試合で、絶対に勝たなければならない試合でもありました。しかし、結果は一歩及ばず敗れ、またこの試合もいい試合で終わってしまいました。もう、これからはいい試合ではなく、勝ちのみが求められる中で、スコットランドは非常に厳しい相手ですが、JAPANの力を発揮すれば十分に勝てる相手なので必ず勝利して大阪で順位決定トーナメントをしたいと思います。
本日の日記担当の安井でした」

薫田監督
「スコットランドは高さでくるでしょうが、日本代表は低さとスピード、ゲームの展開スピードで勝負したい。サモア戦の最初のトライのようなイメージ。起爆剤(初先発のオペティ選手)がトライを取るなど、早い時間帯から点をとって乗っていきたい」

有田主将
「明日は自分たちがやってきたこと、強みを出せたら勝てる。選手はみんな死にもの狂いで、『きれいに』や、『うまく』、だとか『魅せる』ラグビーということではなく『勝つ』ラグビーをやります。歴史を作りたい」

人事は尽くしたか U20日本代表   勝利を神にも誓います   ひとつひとつのプレーを考えながら   選手たち自身で、再確認
人事は尽くしたか U20日本代表   勝利を神にも誓います   ひとつひとつのプレーを考えながら   選手たち自身で、再確認

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月11日(木)

午前中は生憎の雨の中での練習となりましたが、スコットランド戦に向け、気持を入れ直すためでもある最初の練習であるため、選手・スタッフ一同、雨など一切気にせず、練習に挑みました。雨も練習が進むとともに止みはじめ、ユニット練習の午前、FWはスをスクラムとラインアウト、BKはAT・DFの動きの確認が行われました。午後はチームトレーニングを中心に行い、スコットランド戦に向けた戦術の確認から、チームとして・個人としての動きの再確認が行われました。

本日のレポートは帝京大学2年 南橋直哉選手です。
南橋直哉
「今日は朝も昼も練習でした。とても充実した練習になったと思います。次戦のスコットランド戦がとても大事なのですべてを出し切って絶対に勝利したいと思っています。試合までの残り一日を大切にして完璧な状態で臨みます。自分たちが日本のラグビーを変えたいと思います」

自分たちでまずは確認・話し合いです   FWが一つの塊になってスクラムを組んでいきます   昨日のレガシーで頂いた千羽鶴はミーティングルームで選手たちに力を与えてくれています   練習後、少しリラックス? 滑川選手   今回のチームの食事に関してアドバイスをして下さっている管理栄養士・石井由美さんとの記念写真
自分たちでまずは確認・話し合いです   FWが一つの塊になってスクラムを組んでいきます   昨日のレガシーで頂いた千羽鶴はミーティングルームで選手たちに力を与えてくれています   練習後、少しリラックス? 滑川選手   今回のチームの食事に関してアドバイスをして下さっている管理栄養士・石井由美さんとの記念写真

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月10日(水)

今日は午前・午後ともにリカバリーと、昨晩映像を各自でみて、もう一度チーム及び個人を自分自身で分析し、知ることに時間が当てられた。

また、午後からは有田・田中・長野・松橋・鶴ケ崎・横山・小野寺・三上・稲垣・オペティの10名の選手はレガシープログラムに参加してきました。今回のレガシープログラムでは港区立御成門小学校の5・6年生の生徒と一緒にタグラグビーのセッションを行いました。
多くの小学生の前で最初は戸惑いながらも、すぐに生徒たちと打ち解けることができ、楽しい1時間を過ごすことができました。この機会を通して少しでも多くの生徒さんたちにラグビーに興味を持って頂ければと思います。

夜は、全員でチームディナーで全員で焼肉を食べ、気持をリフレッシュさせ、次のスコットランド戦に向けて全員気持ちを新たに、勝ちにいきます。

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月9日(火)

いよいよサモア戦の日を迎えました。前試合のイングランド戦において負傷してチームを離れた森田・井口の両選手にかわり、長野・オペティの2人が新たにチームに加わり、U20日本代表にとって重要な試合であるサモア戦に向けて選手・スタッフともに準備をしてきました。

午前中は全体・個人それぞれで最後の確認を行いました。
出発前は恒例のミーティングが行われ、薫田監督より選手たちへジャージが手渡されました。この一戦に対する選手・監督の気持ちが伝わってきました。
秩父宮到着後はスタイル・ウォーミングアップと、試合が近づくにつれてチームの士気は高まっていきました。

そして迎えた、キックオフ。ゲームの主導権をなかなか握れず、自分たちのやりたいラグビーをすることができませんでした。後半、モールでのトライで得点を積み重ねたものの最後の一歩が届きませんでした。

本日のレポートは立正大学3年 松橋広大選手と法政大学2年 竹下祥平選手です。
松橋広大
松橋広大
「今日は大会2戦目のサモア戦の日です。午前はチームでDFの確認などをしました。とても良い雰囲気で集中してできました。自分はメンバー外だったのですが、メンバーと一緒に試合に臨む気持ちで練習後のフィットネスもやりきりました。午後は7時からキックオフで20対29と惜しくも負けてしまいましたが、メンバーとチーム全員、全力でやっていました。次のスコットランド戦では絶対に勝たないといけないので残りの練習を全力でやっていきたいです」

竹下祥平
竹下祥平
「今日は午前中キャプテンズランをやって細かい調整を行った。午後は19時から試合を行った。初戦のイングランド戦は出場することができなかったのでジャージをもらえた時は絶対頑張って勝ちにいこうと思った。しかし、自分らしいプレーもできず、ミスを連発してしまい、後半に交代となってしまった。結果も20-29で負けてしまい、とても悔しかった。スコットランド戦は必ず勝ちたいと思う」

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月8日(月)

今日は午前中に練習を行った後、午後はオフとなりました。練習では全体でAT・DFの確認を中心に練習が行われました。夕方からはアンチドーピングのセミナーがIRBより行われ、選手ひとりひとり、ドーピングに関する知識を深めるとともに、アンチドーピングの考えを再認識していました。また、パソコンを使ったクイズ形式で行われ、とても分かりやすいものでした。

本日のレポートは明治大学2年 鈴木亮太郎選手です。
鈴木亮太郎
「今日、日記担当の鈴木亮太郎です。今日は午前にセッションをして午後からはフリーでした。今、思い出したんですが、ウェールズ遠征のときの日記担当の時もフリーでした。
今日は何を書こうと考えたのですが、今回はU20のなかで一番(?)仲のいい東海大学の安井龍太君のことを書きたいと思います。安井君のことはU20 になる前から知っていて仲もよかったんですが、U20になってからいろいろな合宿を重ねもっと仲が良くなったと思います。この大会でも常に一緒にいると思われます。この仲のよさが試合でかみ合えばいいなと思っています。まぁ本当に楽しいやつです。とりあえず安井君のことはこの辺にしておいて、明日はいよいよ第2戦のサモアとの試合です。JAPANはプール2勝が目標なのでしっかりサモアに勝って、まず1勝できるようにがんばります」

IRBドーピンングに関するクイズに苦戦している?   昨年同様、阿南氏にご協力を頂き制作したポスター   チームルームには選手・コーチ個人個人のポスターが貼られています
IRBドーピンングに関するクイズに苦戦している?   昨年同様、阿南氏にご協力を頂き制作したポスター   チームルームには選手・コーチ個人個人のポスターが貼られています

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月7日(日)

本日は午前中にユニット、午後にチーム戦術と練習を行い、選手・スタッフ共にサモア戦に向いています。中三日という厳しいスケジュールの中、次の試合に向けて調整を行うことは大変ですが、重要な一戦と当初より位置づけられていたサモア戦、スタッフも選手に集中できています。

本日のレポートは同志社大学2年 正海智大選手です。
正海智大
「いよいよIRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN が始まりました。今までを振り返ると何回もキツイ合宿をしてきてとても鍛えられたと思います。5日の試合ではみんなが低くタックルに行っていていいスタートを切れたと思いましたが、トライチャンスで取りきれない場面も多く0点に終わってしまったことはとても悔しかったです。今日はトライを取りきることをテーマにして練習を行いました。今度のサモア戦ではトライチャンスを必ずものにして勝ちたいと思います」

ラインアウトの確実な獲得は必須項目です(安井選手)   午後の練習の最後は個人練習にあてられました
ラインアウトの確実な獲得は必須項目です(安井選手)   午後の練習の最後は個人練習にあてられました

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月6日(土)

昨日の試合から一夜明けた今日は、午前中はオフになり、昨日の疲れを癒すことに選手たちは専念しました。
午後は、昼過ぎと夕方の2回プレーヤーズミーティングが行われ、選手同士でEngland戦を振り返るとともに、6月9日のサモア戦に向けて心と体の切り替えを行いました。プール戦2勝。次のサモア戦は非常に重要な一戦となります。

本日のレポートは明治大学2年 小野慎介選手です。
小野慎介
「今日は試合の翌日ということもあってミーティングとリカバリーを行いました。ミーティングでは前日の試合でケガをしてしまい出場できなくなってしまった森田と井口が挨拶をし、サモア戦に向けてビデオミーティングをしました。
次の試合まで中三日なので、サモア戦に向けて戦術の理解等しっかりとした準備をして臨みたいと思います」

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月5日(金)

いよいよIRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPANが開幕しました。12月の最初のセレクション合宿から鹿児島合宿、WALES遠征を経てついにこの日が来ました。強豪イングランドと戦う今日は、朝からの生憎の雨の為、午前中の練習は中止となり、ミーティングとなりました。

午後の出発の前にミーティングが行われ、上野団長から出陣の挨拶の後、選手一人一人に薫田監督からジャージが手渡されました。移動後、会場入りした選手たちは各々に試合に向けて自分自身の体と心を試合に向けて準備していました。

試合は0-43で負けてしまいましたが、次のサモア戦に繋がる試合でした。
まだ、チャンピオンシップは始まったばかり、まずはプール戦2試合、しっかりと戦っていきます。
最後になりましたが、あの雨の中応援に来て頂いた9000人以上のラグビーファンの方、テレビの向こうで応援して下さった方、その他大勢の方の期待にこたえられるよう次の試合もがんばってまいります。

本日のレポートは帝京大学3年 坪井秀龍選手と東海大学2年鶴ケ崎好昭選手です。

坪井秀龍選手
坪井秀龍
「今日、JWC初戦の日であり、外が雨だったということもあり午前中はミーティングになりました。出発前に薫田監督からジャージを直接手渡され、試合に向けて気持ちがはいりました。
アップ時から選手それぞれに試合に対する気迫が伝わり、いい感じで試合に臨むことができた。試合は負けてしまったが、次のサモア戦に向けての課題も出てきたので、一日一日を大事にしてプール2勝するために頑張ります」

鶴ケ崎好昭
鶴ケ崎好昭
「今日はイングランドとの初戦を迎えました。試合をする前から日本はとてもいい空気を作れていたと思う。バスでの移動の時もみんなとてもリラックスをしていたので全然不安はなかった。
アップは雨の中行われたがミスもなくとてもいい雰囲気で行っていた。
試合は最初の方はミスも少なく出来ていたが時間がたつにつれて目立ってきた。しかし、それを打ち消すように全員が低くて鋭いタックルを見せてくれて、イングランドを相手にしながらも、とても頼もしかった。
結果は負けてしまいましたが、全員が次につながるいい経験ができたと思うので次のサモア戦に向けて一日一日をしっかりと大事にしていいコンディションで第二戦に臨みたいと思います」

上野団長 出陣の挨拶   薫田監督より選手たちへ   ジャージ授与   試合後、有田キャプテンより
上野団長 出陣の挨拶   薫田監督より選手たちへ   ジャージ授与   試合後、有田キャプテンより

IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN

●6月4日(木)

いよいよ翌日に初戦が迫った今日、チームは午前中、チーム全体での動きの確認を行うなど軽く汗を流しました。午後は秩父宮ラグビー場にてキャプテンズランを行い、明日の試合に対して臨戦態勢状態です。新しく改装された秩父宮ラグビー場が自然と選手・スタッフに明日の試合に向けて気持ちを高めてくれました。

今日のレポートは関東学院大学 稲垣啓太選手です。
稲垣啓太
「今日は試合1日前ということで、午前は試合前のアップに合わせた練習と、チームランなどの合わせを確認しました。午後は秩父宮へ行き会場の状態などを確認しました。40分という短い練習でしたが、一人一人自分の気になるところを確認できたと思います。明日の試合に集中し、イングランドを倒したいと思います。
皆様の応援よろしくお願い致します」

チームごとに、明日への役割、動きの確認   FW陣で明日へのイメージを共有し、意識を高めます   Captain' s Run
チームごとに、明日への役割、動きの確認   FW陣で明日へのイメージを共有し、意識を高めます   Captain' s Run

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