6月10日、U20日本代表は、レガシープログラムとして、港区の御成門小学校を訪問いたしました。
御成門小学校の校庭は2階にあり、目の前には東京タワーが見える、素晴らしい場所にあります。今回は、5、6年生、合わせて80名の皆さんに参加していただきました。
日本代表は、萩本アドバイザーと元木BKコーチ、岩渕コーチ、選手は有田キャプテンを筆頭に、長野選手、三上選手、鶴ヶ崎選手、小野寺選手、松橋選手、田中選手、フェアマニ選手、横山選手、稲垣選手の計12名が参加。
はじめに、5、6年生を代表し、日本代表へ「はじめの会」でご挨拶。
「ラグビーを良く知らないので、今日、選手のみなさんにラグビーを教わって、プレーできるようになりたいです」と積極的な挨拶をいただきました。
そして、御成門小学校の真如昌美校長先生より、「見てください!この太い足!」と日本代表への来校歓迎のご挨拶を頂きました。
日本代表からは、「スプリンター」(この日の呼び名です)こと長野選手からご挨拶。
「ラグビーのことを、少しでも知って、帰ってくれると嬉しいです。(選手たちは)恐そうに見えるけど、いろいろ質問してください。やさしく答えてくれます」と、大きな選手たちを目の前に、少し緊張気味の皆さんへ呼びかけます。
まずは日本代表選手による、ラインアウトのデモンストレーションから開始。「世界一高い高い」のラインアウトを間近で見た子どもたちは、見たこともない大男たちが更に大きくなっている姿にびっくりし、大歓声を上げていました。
そして、タグラグビー体験教室を開始。
体験教室では、『ムラタぐ』こと元日本代表テクニカルコーチでもありました村田祐造氏による、児童と日本代表入り交えての『タグを知ろう!タグを楽しもう!』体験を実施。
タグベルトを初めて見る児童も多く、これから何が起こるのか、ベルトを巻き、ボールを持って校庭を走り回っていました。
『ムラタぐ』を中心に楽しいタグラグビーがスタート。
まずは、“チームワーク”の大切さを知ってもらうため、各チームに選手がキャプテンとして参加。「タグ!」と大きな声を出して、タグを知ることから始まります。
次に、二組ずつになって、手を繋ぎながら、タグを取り合うゲームを実施。小回りがきき、素早く動く子どもたちに圧倒される日本代表選手たち。
「子どもたちは本当にすばしっこいですね。負けちゃいました」。と、鶴ヶ崎選手。
試合ではFBとしても大きい体を持ち、豪快なアタックを見せる鶴ヶ崎選手もこの日ばかりは腰より低く見える子どもたちに完敗です。
そして、今度は、タグの色でチームを形成し、大きな輪を作り、輪の中には一つのチームが輪から抜け出すゲームを実施。
『ムラタぐ』いわく、「スペースを見つける練習」だそうです。
難しいことはさておき、輪の中から抜け出すために選手と子どもたちは一生懸命走り回って、スペースを見つけて体を張ってすり抜けていました。
選手も試合の疲れを見せず、子どもたちと一緒に走り回って、時には、ステップを切って走っている選手も見えました。
そのほか、様々なゲームを実施し、すっかりリラックスした顔をした選手達と児童たちは夢中になってタグを楽しんでいました。
楽しい時間もあっという間に過ぎてしまい、最後は「おわりの会」。
最後に、有田キャプテンより皆さんへお礼のご挨拶があり、「今日の会で、僕たち選手も元気をもらいました。次の試合は必ず勝ちます!」とキャプテンの必勝宣言。御成門小の皆さんから激励の暖かい拍手を頂きました。
記念品交換では、日本代表チームのために児童の皆さんが一生懸命、折ってくれた折鶴を頂きました。
日本代表チームからは、日本代表の旗とクッションボール、大会ポストカードを皆さん全員にプレゼント。プレゼントを渡している時は、「絶対、負けないでね!」、「応援してるから!!」と小さな体から大きな声援をもらいました。
昨日9日の試合は、悔しい結果となりましたが、今日は御成門小学校の皆さんに、エネルギーをもらい、これまでの疲れも吹き飛ぶくらいリフレッシュできました。皆さんの声援に応えられるよう、秩父宮ラグビー場で戦うことを誓い、御成門小学校を後にしました。
御成門小学校の真如校長先生をはじめ、先生方、児童の皆さん、今日は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
次戦、東京では最後の戦いとなる日本代表。
勝利を目指し、御成門小学校の皆さんはじめ、ファンの皆さんに恩返し出来るよう、絶対諦めずに戦っていきますので、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
秩父宮ラグビー場でお待ちしております。