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U20フランス代表 27-43 U20南アフリカ代表 「後半になって選手たちは戻ってきてくれた」南アフリカ(RSA)サウルス監督の言葉どおり、立ち上がりは一方的なフランス(FRA)ペース。1分にPGを決めると(3-0)、続いて3分には9番が縦を突いて6番に繋ぎ早くもトライ、ゴールも決めて10-0とする。 一方のRSAはPG、DGをことごとく不成功とするなどいやな雰囲気が漂い出す。しかし、「我々の力を確信していた」(エベルソンCapt.)RSAは一歩一歩盛り返し始める。まず35分にPGを決めたあと(20-3)、37分にFRAは10番ベルナールが痛恨のノーボールタックルを犯し、シンビン。RSAはPGを確実に決めて20-6とした後、前半終了間際40分、RSA10番が1枚少なくなったDFの後ろに絶妙のキックパス、11番が押さえトライ、20-11で折り返す。 後半は逆にRSAの一方的な展開となる。まず立ち上がり1分、11番が大きくゲインしてラックとし、10番がラインに入っていた4番がにパスして中央にトライ、GK成功し20-18と差を詰め、5分にはPGで遂に逆転(20-21)。さらに7分にはクイックスローから15番が余裕をもってDGを決めて20-24とし、17分にはPKから9番がそのまま持ち出してトライ、GK成功し20-31。さらに29分には中央スクラムから右に回し、10番が出足の止まったFRAのDFのギャップを衝きトライ、20-41。FRAは、RSAの鋭い出足にブレイクダウンでの反則が多くなり、33分にはPKから11番が持ち出しトライ、GKも成功し、20-43と大きくRSAが突き放す。 しかし、FRAも3番を18番に入れ替えた辺りからスクラムが安定し、逆に押し込む場面も。そして遂に37分にはRSAが密集での猛攻にこらえきれずにFRAにペナルティートライを献上、これでFRAも一矢報い27-43とするが、既に遅く、このままフルタイムを迎えた。 「残念な結果で失望を禁じ得ない」とFRAボエール監督は振り返ったが、前回6位のFRAに対し、同じく3位のRSAが真夏の暑さを思わせる厳しいコンディションの中、持てる力を発揮し、1位グループ進出を果たした一戦だった。(村島 博)
フィリップ・ボエール監督 「今日の試合の結果には大変がっかりしている。しかし相手の南アフリカについては、20-0から逆転したのは見事だった。彼らを讃えたい。反省点としては、大量リードを奪った前半戦の途中で、早々とボールを動かすことをやめてしまったこと。相手はスクラムやラインアウトから、圧力をかけてきた。さらにスタンドオフの選手がシンビンで退場処分を受けたこと、このあたりが勝負の分かれ目になったと思う。後半戦は、前半のようにボールをきっちりと支配できなかった。とくにブレイクダウンのところで相手に攻め込まれた」 アレクサンドル・ラパンドリ キャプテン ──20点と大量にリードしていたが、相手が強豪の南アフリカだけに、追われるプッシャーは大きかったのでは? ──ハーフタイムでの選手の疲れ具合は?どのように後半に向けて送り出したか? U20南アフリカ代表 ロベルト・エベルソン キャプテン ──20点リードを奪われたあとで集中を取り戻せた、そのターニングポイントになったのは? ──毎試合、南アフリカは後半戦になって調子をあげてくるが、スロースターターな傾向が? ──次の対戦相手、イングランドに対する印象は? |