English関連リンク
  • ホーム
  • 大会概要
  • ニュース
  • チームプロフィール
  • 試合日程・結果
  • 順位表
  • 得点ランキング
  • チケット情報
  • 会場アクセス

ホーム > ニュース

ニュース

予選プール 第3戦 マッチ&会見リポート(フランス 27-43 南アフリカ)

2009/6/14

フランス 27-43 南アフリカ   フランス 27-43 南アフリカ   フランス 27-43 南アフリカ

U20フランス代表 27-43 U20南アフリカ代表
(予選プール 第3戦/2009年6月13日(土) at大阪・近鉄花園ラグビー場)

「後半になって選手たちは戻ってきてくれた」南アフリカ(RSA)サウルス監督の言葉どおり、立ち上がりは一方的なフランス(FRA)ペース。1分にPGを決めると(3-0)、続いて3分には9番が縦を突いて6番に繋ぎ早くもトライ、ゴールも決めて10-0とする。
次いでウォーターブレイクの後20分、今度は12番が素晴らしいスピートでRSAのDFを切り裂き、GKも成功し(17-0)、31分にはPGも決めて20-0と戦前の予想に反し、ここまでFRAのスピードがRSAの虚を突いて試合の主導権を握る。

一方のRSAはPG、DGをことごとく不成功とするなどいやな雰囲気が漂い出す。しかし、「我々の力を確信していた」(エベルソンCapt.)RSAは一歩一歩盛り返し始める。まず35分にPGを決めたあと(20-3)、37分にFRAは10番ベルナールが痛恨のノーボールタックルを犯し、シンビン。RSAはPGを確実に決めて20-6とした後、前半終了間際40分、RSA10番が1枚少なくなったDFの後ろに絶妙のキックパス、11番が押さえトライ、20-11で折り返す。

後半は逆にRSAの一方的な展開となる。まず立ち上がり1分、11番が大きくゲインしてラックとし、10番がラインに入っていた4番がにパスして中央にトライ、GK成功し20-18と差を詰め、5分にはPGで遂に逆転(20-21)。さらに7分にはクイックスローから15番が余裕をもってDGを決めて20-24とし、17分にはPKから9番がそのまま持ち出してトライ、GK成功し20-31。さらに29分には中央スクラムから右に回し、10番が出足の止まったFRAのDFのギャップを衝きトライ、20-41。FRAは、RSAの鋭い出足にブレイクダウンでの反則が多くなり、33分にはPKから11番が持ち出しトライ、GKも成功し、20-43と大きくRSAが突き放す。

しかし、FRAも3番を18番に入れ替えた辺りからスクラムが安定し、逆に押し込む場面も。そして遂に37分にはRSAが密集での猛攻にこらえきれずにFRAにペナルティートライを献上、これでFRAも一矢報い27-43とするが、既に遅く、このままフルタイムを迎えた。

「残念な結果で失望を禁じ得ない」とFRAボエール監督は振り返ったが、前回6位のFRAに対し、同じく3位のRSAが真夏の暑さを思わせる厳しいコンディションの中、持てる力を発揮し、1位グループ進出を果たした一戦だった。(村島 博)

フランス 27-43 南アフリカ   フランス 27-43 南アフリカ  

U20フランス代表
フィリップ・ボエール監督
「今日の試合の結果には大変がっかりしている。しかし相手の南アフリカについては、20-0から逆転したのは見事だった。彼らを讃えたい。反省点としては、大量リードを奪った前半戦の途中で、早々とボールを動かすことをやめてしまったこと。相手はスクラムやラインアウトから、圧力をかけてきた。さらにスタンドオフの選手がシンビンで退場処分を受けたこと、このあたりが勝負の分かれ目になったと思う。後半戦は、前半のようにボールをきっちりと支配できなかった。とくにブレイクダウンのところで相手に攻め込まれた」

アレクサンドル・ラパンドリ キャプテン
「当然ながら、とてもがっかりしている。後半に入って南アフリカに完全にしてやられた。ボールの支配、とくにラック周辺でボールを支配できなかったのが大きな敗因。相手はよくやった。チームメイトもよくがんばった。まだこれで終わったわけではないし、次の試合に向けて前向きに切り替えたい」

──20点と大量にリードしていたが、相手が強豪の南アフリカだけに、追われるプッシャーは大きかったのでは?
アレクサンドル・ラパンドリ キャプテン
「たとえ20-0でも、相手が相手だけに、プレッシャーは感じていた。彼らのようなチームが相手のときは、試合が完全に終わるまでは、少しも油断はできないからね」

──ハーフタイムでの選手の疲れ具合は?どのように後半に向けて送り出したか?
フィリップ・ボエール監督
「ハーフタイムに選手たちに指示したのは、前半同様、きっちりとボールを支配するように、ということ。しかし、後半の立ち上がりは14人対15人だったので、数的有利を突かれて、アウトサイドで勝負に出られた」

U20南アフリカ代表
エリック・サウルス監督

「タフなゲームだった。特に前半は厳しかった。後半持ち直して、自分たちのキャラクターを発揮できたのが良かった」

ロベルト・エベルソン キャプテン
「序盤戦は、自分たちは完全にゲームに集中しきっていなかった。後半になって十分に集中力を発揮して、最後はおよそ20ポイント差をつけて勝てたことがよかった」

──20点リードを奪われたあとで集中を取り戻せた、そのターニングポイントになったのは?
ロベルト・エベルソン キャプテン
「自分たちのゲームを続けていれば、勝ちにいける、という自信があった。なぜなら、この試合に向けて、僕たちは入念にフランス戦への対策法を考え、それに向けて十分な準備をしてきたからだ。彼らが最初のコンタクトで力が尽きて疲れたころ、後半戦になって僕らが動けるなら、僕らに勝機があると信じていた。そのときのために、集中を切らさずに、規律を守ってプレイしてきたのが勝利につながったのだと思う」

──毎試合、南アフリカは後半戦になって調子をあげてくるが、スロースターターな傾向が?
エリック・サウルス監督
「立ち上がりは、選手たちは、自分たちにプレッシャーをかけてしまうきらいがあり、それでミスを重ねてしまうことがある。南アフリカは、現ワールドカップチャンピオンであり、セブンズやスーパー14でも総合優勝している。その我々にとって、寄せられる期待というのは、非常に大きなものだからね」
ロベルト・エベルソン キャプテン
「南アフリカは偉大なるラグビー大国で、多くの人たちがラグビーチームに期待を寄せている。若くて経験の浅い選手たちには、それは大きなプレッシャーになりうるし、テレビの前で応援してくれる国の人たちは、僕たちのことをU20の若い選手、というのではなく、立派なラグビー選手として見ているわけだから」

──次の対戦相手、イングランドに対する印象は?
エリック・サウルス監督
「昨年のこの大会で、イングランドには同じくセミファイナルで敗れているから懸念はあるが、今夜から、彼らのことをリサーチして、しっかり対策を考えていきたい」

PAGE TOP

JRFU プリント@チケット - ご自宅のプリンタで発券!

出場チーム

MORE

RUBGY WORLD CUP 2015/2019 - RWCを日本で開催しよう!
JRFU - 財団法人日本ラグビーフットボール協会
iRB - INTERNATIONAL RUGBY BOARD