6月5日から21日まで開催されていた「IRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP 2009, JAPAN(U20世界ラグビー選手権)。22日にラグビー協会において、大会総括に関して記者会見が開かれました。
◎フィリップ・ボーダリアス トーナメントディレクター
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中央がフィリップ・ボーダリアス トーナメントディレクター、右が真下昇 トーナメントチェアマン、左が中里裕一 トーナメントマネージャー |
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「本日会見にご参加いただいている皆さんは、4会場に行かれて、今回の大会がIRBにとって成功だったと感じとられたのではないかと思います。
この大会の観客動員が10万人を超えたこと、放送面でも良いフィードバックがあったことは、IRBの過去の年齢別の大会に比べ、IRBがリクエストした以上のものでした。
参加チームからの反応も過去の年齢別の大会に比べても良かったという意見を聞いています。IRBマイク・ミラーCEOも運営面などを視察し、非常に印象深く、また非常に満足していました。
この大会が終わり、日本協会の皆さんにお礼を申し上げたいです。
様々なスポーツイベントを経験してきましたが、大変気持ちよく、素晴らしい大会でした。
最後に昨日、悲しいお知らせがありました。試合終了後の表彰式中にニュージーランド代表のザック・ギルフォード選手のお父様が心臓発作を起こし倒れられました。病院に搬送いたしましたが、残念ながら、お亡くなりになられました。お悔やみ申し上げます。
IRBとしては、出来る限りのサポートをご家族、ニュージーランド協会の皆さんにしていきたいと考えております」
◎真下昇 トーナメントチェアマン
「世界大会を日本に招致し、開催し、成功裡に大会を終えたことに満足しています。メディアの皆さんのご協力もあり大変感謝申し上げます。
ニュージーランド代表のザック・ギルフォード選手のお父様が残念ながら、お亡くなりになられたことは非常に悲しいことです。お悔やみ申し上げます。
日本協会としては、三地域協会、県協会が一体となって組織的に運営して頂いた関係者の皆さん、そしてご来場頂いた多くのファンの皆さんにも深い感謝を申し上げたいと思います。
この大会の結果、IRBからも2015/2019年のワールドカップを招致している日本に対しプラスの印象を持っていただけたことを確認できます。招致活動を踏まえながら、この大会を開催し、このような形で終わることができ、関係各位の皆さんに御礼申し上げます。
最後に本大会に多大なるサポートを頂きました株式会社東芝様含め多くのサポート頂いた皆様に御礼申し上げます」
◎中里裕一 トーナメントマネージャー
「皆様のご協力、サポートを頂き、申し上げます。
また、ギルフォード選手のお父様がお亡くなりになられたことは大変悲しい出来事でした。ご家族、関係者の皆様にご冥福を申し上げます。
まずは、国際試合を成功裡に終えたこと、ホッとしております。ターゲットとしていた8万人の観客動員を大きく上回る10万人もの皆さんにスタジアムへご来場いただけたことを大変感謝申し上げます。
今回は、ラグビーファンのみならず、ラグビーをまだ観たことがない皆さんも含め、この世界のプレーを味わっていただけたことが一番の喜びです。
より多くのお客様にご来場頂けるよう、行政や開催地協会を通して、招待券を配布させていただきました。世界のラグビーをたくさんの皆さんに味わって頂きたく、実施いたしました。これを機にラグビーを知っていただき、今後もスタジアムに来て頂きたいと思っております。
また、本大会の特徴でもあります「レガシープログラム」ですが、20校以上の学校にご参加頂けました。参加したチームも非常に積極的に活動してもらい、ご参加いただいた学校からも喜びの声をいただけました。少しでも多くの子どもたちに、ラグビーの経験をしてもらったことも大きな実績です。
運営とチームサービスにつきましても世界一安全な日本の環境、インフラ、ファシリティを最大限に生かし、関係者の皆様の多大なるご協力を頂いて満足する結果を得られました。
最後に素晴らしい戦いを繰り広げて頂いたチーム、そしてこの機会を設けてくれたIRBに感謝申し上げます」