■IRBメディアリリースより(抜粋)
同賞の受賞選手は、明日6月21日(日)に東京・秩父宮ラグビー場で行われるIRB TOSHIBA JUNIOR WORLD CHAMPIONSHIP決勝、イングランド対ニュージーランド戦の試合終了後に発表される。
受賞候補選手は、同大会のベスト4チームのうち3チームから4名が選ばれた。ニュージーランドからはキャプテンでSOのアラン・クルーデンとCTBウィンストン・スタンレイ、イングランドからは、NO8のカール・ファーンズ、そして、オーストラリアからはSHのリチャード・キンギが選ばれている。
候補選手は、今大会の参加チームの各ヘッドコーチによる投票及びコメンテーターの意見によって選出された。
IRBアワードは、エミレーツ航空協賛のもと新しい発表形式が導入され、今年から、13の賞の受賞者が年間を通じてそれぞれ異なるタイミングで発表されている。最も注目の2009年の最優秀選手及び監督は、11月に発表予定。
■エミレーツ航空協賛 IRB AWARD ジュニアプレーヤー・オブ・ザ・イヤー
開催日 |
平成21年6月21日(日) |
時間 |
決勝戦終了後
※ホストブロードキャスターによるフラッシュインタビュー後を予定 |
場所 |
グラウンド上 |
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◆候補選手4名の紹介
SO/CTB アラン・クルーデン
(ニュージーランド)
20歳のクルーデンは、今回が初めての国際大会出場。本人によると、憧れの黒のジャージに袖を通し国の代表のキャプテンを務めることで、さまざまなインスピレーションを受けたという。予選プールでウルグアイ及びアイルランドと対戦したが、クルーデンのすごさや冷静さが本当に発揮されたのは、準決勝のオーストラリア戦。ニュージーランドがオーストラリアディフェンスを突破し2トライを奪ったのは、彼の洞察力のおかげであり、これらのトライが試合の流れをニュージーランドに向けたのである。
CTB ウィンストン・スタンレイ
(ニュージーランド)
IRB U19ワールドチャンピオンシップ2007年大会(アイルランド・ベルファスト)で優勝したニュージーランドチームの一員。今回の大会では、以前にも増してリーダー的役割を担い、ゲインライン突破、スペースの開拓といったプレーで今大会最強と評されるバックスラインに得点チャンスを創出、若きオールブラックス予備軍に常に勢いをもたらしてきた。現在20歳のスタンレーは、元オールブラックスでワールドカップにも出場したジョー・スタンレーの甥。これまでのところ、17対0の完封勝利を収めた予選プールのアイルランド戦での決勝トライを含む、2トライを決めている。
FL/NO8 カール・ファーンズ
(イングランド)
2007年にオーストラリアに遠征したU18イングランド代表でキャプテンを務めたが、その後怪我に悩まされた。しかしその遅れを取り戻すべく、開幕戦では、ナンバーエイトとしての圧倒的な存在感や敵を惑わすペースチェンジで、常に日本を苦しめる存在として活躍。現在20歳のファーンズは、予選プールで、プールB1位を決めるサモア戦のトライを含む全4トライをマーク。マーク・メープルトフト監督からは、自らのプレーでチームをリードする選手と評されている。
SH リチャード・キンギ
(オーストラリア)
20歳のキンギは、今シーズンのIRBセブンズワールドシリーズでオーストラリア代表としてプレーした際に注目を集めた。デビューの年である今年、決勝戦進出こそ逃したものの、得点王となることが期待されている。7人制だけでなく15人制でも優れた活躍を見せ、プールDの開幕戦のカナダ戦では、4トライを含む26得点をマーク、1人の選手による1試合あたりの得点数の大会新記録をつくった。元気一杯のスクラムハーフは、常に、相手ディフェンスの隙を素早く見つけ、オーストラリアの第1キッカーとして、ここまで49得点を挙げている。