前日の準決勝戦でニュージーランド代表との激闘を演じた翌日の6月18日、オーストラリア代表は試合会場となった秩父宮ラグビー場からほど近い、港区立青山小学校を訪問しました。
選手たちが到着すると、まずは全校児童でオーストラリア国旗を振り、お出迎え。吹奏楽の演奏も素晴らしかったです。児童の皆さんは、選手たちの体の大きさに驚きながらも、大きな歓声を上げ、選手たちを暖かく出迎えてくれました。
校庭に集合。
はじめに校長先生よりご挨拶。日本語、英語の2ヶ国語での歓迎の言葉を頂きました。
次に、全校児童より吹奏楽に合わせた校歌を歌って頂きました。児童たちの元気いっぱいの歌声に、選手たちも楽しそうでした。
ここからは4年生、5年生、6年生の66名が参加し、選手と一緒にタグラグビーの体験コーナー。
まずは、ラグビーボールを使った簡単なボール回しゲームから。4チームに分かれ、それぞれで児童と選手が1列に並び、前から後ろへとボールを運んで行きます。児童の皆さんは、慣れない楕円球に四苦八苦しながらも、一生懸命ボールを繋いでいました。
次に2人1組、4人1組に分かれてのタグ取りゲームを行いました。
大きな選手と手をつなぎ、最初はなかなか近づきがたい様子の児童の皆さんも、一緒に遊んでいるうちに打ちとけ、また、選手も児童と一緒になってはしゃいでいる様子が印象的でした。
そして、ディフェンスする選手にタグを取られないように、ボールを持って反対サイドまで駆け抜ける、ストレートランを行いました。大きな体でプレッシャーをかける選手たち。隙をついてうまくすり抜けていく子もいれば、タイミング悪く、大きな選手たちに囲まれてしまう子もいましたが、みんな楽しそうに走り回っていました。
そして最後に、選手たちによるデモンストレーション。
ラインアウトでは、ただでさえ大きな選手が、さらに高く上がるその姿に大歓声。
児童の皆さんも参加して、リフティング体験を行いました。
ロングパスでは、楕円球がきれいに回転して、正確に遠くの相手まで投げられるのを見て、「やってみたい!」という声も多く聞こえました。
ラグビー体験が終わり、代表の児童から感謝の言葉と千羽鶴のプレゼント。選手たちからは、サインボールとポストカードを児童の皆さんにプレゼントしました。お互いにとって、素晴らしいプレゼント交換となりました。
楽しい体験も終わり、今度は教室へ移動して選手も一緒に給食タイム。選手たちは、慣れない箸での食事に苦戦しながらも、日本の給食の味には満足したようです。また、児童の皆さんもすっかり打ち解け、それぞれが色々と質問したりと、思い思いに楽しい時間を過ごしていました。
最後に教室での記念撮影をし、全校児童でのお見送りをもってプログラム終了となりました。
選手たちからも、「もっとここにいたかった」という声も聞かれ、児童の皆さんのみならず、選手たちにとっても、素晴らしいレガシープログラムとなりました。
この場をお借りし、青山小学校の、ご協力頂きました先生方、並びに学校関係者の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。
いよいよ今週日曜日にて大会最終日となります。秩父宮ラグビー場へ皆さんでご来場頂き、オーストラリア代表そして参加する全チームへのご声援頂き、世界一の決定の瞬間をご覧下さい!