U20ウルグアイ代表 11-29 U20カナダ代表
(13-16位決定1回戦/2009年6月17日(水) at愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場)
順位決定戦1回戦、瑞穂に集まったのは、各プール最下位、未だ未勝利の4チーム。来年の本大会への参加権を失い、最後のプライドをかけた2試合。
第一試合は、ウルグアイ対カナダ、南北アメリカ大陸の対決となった。試合は、カナダ優勢で始まった。互いに攻め込むが、大事なところでミスや反則、ターンオーバーでチャンスを生かせない。得点に繋がる連続攻撃ができず試合は進んだ。
14分、カナダは、大きく右に回しポイントをつくると素早く左に展開、ラインに参加した7・ジェシー・クリマンが左中間にトライした(ゴール不成功5-0)。カナダが主導権を握ると思われたが、攻め込み、ノッコン、反則、ターンオーバー、タッチキックの繰り返しで、盛り上がりに欠ける単調な攻防となった。
34分、カナダは、左に展開したボールを11・バレットが小パント、相手の裏に跳ねたボールをキャッチ、コーナーに巧みにトライした(ゴール不成功10-0)。
37分、このままカナダが流れをつかんでしまうかと思われた矢先、カナダが自陣22mライン付近のラックで反則、ウルグアイは、10・ヘルマン・アルバネルが確実にPKを決め追い上げた(3-10)。
40分、互いにエキサイトする場面もあり、終盤になって試合が盛り上がってきた感じ。ホーンが鳴った後、PKでスクラムを選択したカナダは、スタンドからの大きなキックパスを15・ウィルソン=ロスがキャッチし、バックスにつなぎ13・ジョンストンが右中間にトライし前半が終了した(ゴール成功17-3)。
後半2分、カナダが、スクラムでコラプシング。ウルグアイは21・ブランカトがPKを決め得点(6-17)。ウルグアイが、流れを取り戻したように見えた。しかし、相変わらず、互いにサインプレーのミス、ノッコン、ターンオーバー、キックを繰り返した。
9分、ウルグアイ21・ブランカトが中央突破、15・エチェベリーにつなぎトライ(ゴール不成功11-17)。トライを奪い合い、会場は盛り上がってきた。カナダは、左右への大きな展開で、ウルグアイは中央突破で得点をねらうが、最後のプレーが繋がらない、アドバンテージで試合は続くが、互いに連続した攻撃ができなかった。
22分、カナダ7番がシンビン。ウルグアイは、ゴール前でスクラムを選択し攻め込むが、攻めきれず21・ブランカトがドロップゴールをはずす。
27分、中央付近での攻防の中、ウルグアイの不用意なパスをカナダ15・ウィルソン=ロスがインターセプト。約50mを走りきり左隅にトライ(ゴール成功22-11)。
38分、ゴール前からパスを回し反撃をねらうウルグアイのパスをカナダ22・シュナイダーがインターセプトし中央へトライ(ゴール成功29-11)。試合終了。(印貢 孝祥)
U20ウルグアイ代表
ブルーノ・グルンワルド監督
「とてもいい試合だった。チャンスもあったが得点に繋げることができなかったのが残念。次の試合こそ勝ちにいく」
U20カナダ代表
ティム・マーディ監督
「選手には移動の疲れもあったがよく頑張った。勝ちという結果が嬉しい。U20という新しいチャレンジに力を入れ、頑張っていきたい」
ハリー・ジョーンズ キャプテン
「非常にいい試合だった。勝てたことが嬉しい。次の試合も全力でやりたい」
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