「U20世界ラグビー選手権」は6月17日(水)、いよいよ順位決定戦に突入します。東京会場では1位グループによる2試合、ニュージーランド対オーストラリア、南アフリカ対イングランドが行われます。16日(火)には試合を翌日に控え、オーストラリアを除く3チームが会場となる東京・秩父宮ラグビー場でキャプテンズラン(試合前日練習)を行いました。
U20ニュージーランド代表 デーヴ・レニー監督
「選手たちは(負傷などで欠けることなく)全員そろっていますし、コンディションはいいです。(プール戦第3戦のアルゼンチン戦では)スコッドをローテーションしながらコンビネーションを試しました。短い期間で5試合を消化するのは大変ですので、その部分を見据えての措置です。チームはまだ成長中ですし、特にFWはいいパフォーマンスを見せていると思います。大会前にサモアと練習試合をしており、4試合を通じてチームはステップアップしています。でも他のチームも同じように準備をしていると思いますので、負けないようにしたいです」
U20オーストラリア代表 デイヴィッド・ヌシフォラ監督
「ニュージーランドは強い相手なので、研究を重ねていい準備をしてきました。ですから、ハードな試合にはなると思いますが、楽しみにしている部分もあります。
(ニュージーランドがプール戦で相手にトライを許していないことについて)戦いぶりは素晴らしいですが、彼らが予選プールで戦った3チームよりわれわれは攻撃の面で優れていると思いますので、相手を崩していきたいです。
(会場でキャプテンズランを行わなかったことについて)これまで練習してきましたので、少しリラックスすることも必要です。準備はできていますので、後は試合に臨むだけです」
U20南アフリカ代表 エリック・サウルス監督
「(イングランドはプール戦後に移動がなかったためアドバンテージがあるのでは?)もちろんあるとは思いますが、われわれもリカバリーを注意深く十分に行ってきました。イングランド戦は技術的な部分に重きを置かなければならないと思っています。
(プール戦の)3試合で出た反省を鑑みて、ディフェンスに注意しながら準備を行ってきました。明日の試合は大きなチャレンジになると思います。イングランドはいいチーム。ディフェンスが組織的でフィジカルも強く、体も大きいです。とはいえ、われわれもフィジカルでは劣っていませんし、自分たちの戦いを貫くだけです」
U20イングランド代表 マーク・メープルトフト監督
「(プール戦と順位決定戦は)基本的に戦い方は何も変わりません。これまでと同様に試合を組み立てていきます。短い期間で戦術を変えるのは危険だと思っていますし、これまでのやり方がうまくいっているからです。南アフリカ戦はフィジカルな試合になるでしょう。彼らのFWは強力ですので、そこが鍵を握ると思います。4強にまで進んだチームはどこも強いので、プール戦よりもいい試合をしなければなりません」
U20ニュージーランド代表 アラン・クルーデン キャプテン
「オーストラリア戦に向けてはゲームプランをしっかりと立てて取り組んできましたので、やってきたプランを崩さないようにしたいです。東京に来てから2日連続で雨だったので、明日の試合は降らないで欲しいと思っています。でも降ったとしても、自分たちのコンディションを適応させていくしかありません」
U20南アフリカ代表 ロベルト・エベルソン キャプテン
「日本に来てから、自分たちのラグビーはよくできていると思います。目指すのはベーシックなラグビー、フィジカルなラグビーです。イングランドは組み立てが強いので、負けないようにしたいと思います」
U20イングランド代表 ルーク・イーヴズ選手
「明日の南アフリカとの試合は基本をやり通すこと、今までやってきたことを出すことが重要だと思います。そのために戦術や動きの確認を行ってきましたが、ディフェンスの面でもタフな試合になるでしょう。
(雨が降りそうだが)できれば晴れてからっとした天気のもとで試合をしたいですが、雨が降ってもやることを大きく変えることはありません。すべてのプレーを正確に行うことが大切だと思います」