6月10日、前日のスコットランド戦を勝利で終え、2連勝中と波に乗っているイングランド代表チームがレガシープログラムの一環として、東京の港区立三光小学校を訪問しました。
前日の試合に出場したメンバーはトリートメントのために訪問できませんでしたが、ジョン・エリオット団長やRFU副会長夫妻など総勢14名で訪問したメンバーは、まず体育館へ案内され、太鼓やリコーダーなどの楽器演奏で歓迎されました。
児童の皆さんが大きな声でエールを送ると、「この歓迎に応えられるような試合をして、イングランドは必ず世界一になります!」と力強いスピーチで今大会の優勝を誓いました。
ウェルカムセレモニーを終え、一行は5、6年生の教室へ向かい一緒に昼食をとりました。
学校でとる昼食といえば‥‥そう、給食です!
当日の献立は、「イカのネギソース」、「大根のさっぱり和え」、「じゃがいものそぼろ煮」と、どれもイングランドでは味わえないようなメニューばかり。
慣れないお箸と生徒からのサイン攻めに遭いながらの慌しい昼食となりましたが、みな声をそろえて「Good!!」と言っていました。
続いて校庭に出て、5、6年生総勢60名を対象としたタグラグビーをメインとしたプログラムを行いました。ほとんどの児童にとって初めて触るラグビーボール。まずは選手たちと大きな輪になってパスのレクチャー。続いて6チームに分かれてのボールリレー、二人一組、四人一組でのタグ取りゲーム、ストレートランを行いました。
最後の種目となった「ストレートラン」では横幅30メートルに広がった選手のDFラインを、ボールを持った20名の小学生たちがおもいおもいのステップで交わしていくという内容。
背が小さくすばしっこい小学生をなかなか捕まえられない展開に、イングランドの選手たちも徐々に本気モード(?)、最終的にまるで本番の試合のようなDFラインで小学生たちを迎えうっていました。
最後にデモンストレーションとして、ロングパス、リフティングが披露され、その高さに児童たちは「すげ〜!」と感嘆しきり、プログラムの最後には児童たちが折った千羽鶴と、イングランドのジャージーが交換され、プレゼントを受け取った三光小学校 小鹿原校長は「今回のプログラムは児童たちにとって素晴らしい経験になりました。ぜひとも世界一を目指して頑張ってください」と挨拶し、全員で写真撮影をしてプログラムは終了しました。
最初は「ラグビーって何?」と言っていた児童たちが、「またラグビーやりたい!」と言っていたのが非常に印象的でした。
「ノー・サイドの心で世界をつなごう」というテーマが文字通り形となった素晴らしいプログラムとなりました。