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U20カナダ代表 20-36 U20トンガ代表 予選プールD第3戦、ここ佐賀・ベストアメニティスタジアムは、曇り。IRBの鮮やかな3色のフラッグが、わずかに曇ってみえ、スタジアムへ流れ込む風がフラッグをやわらかく揺らす。緑鮮やかだった芝生も、これまでの熱い戦いで多少痛み、砂で修復され黄色い斑点が目立つ。今日の試合は、実力が拮抗しており、好ゲームが期待される。 DEAD or LIVE レフリー、ジャビア・マンキュソ氏(アルゼンチン協会)の高らかなホイッスル、トンガボールのキックオフで試合が始まった。開始4分、トンガの気合いが空回りしたのか、トンガがPKを2回起こし、カナダに先制のPGのチャンスが訪れるが、カナダはPGをはずしてしまう。開始序盤、カナダがトンガ陣地で、しばらく攻め続けていたが、カナダのキックをトンガ15番アファ・パカラニがカウンターをしかけ、ラックになったところを9番シオネ・フィナウがラックサイドをついて先制のトライをし、試合が動いた。トンガ5-0とする。 後半、カナダは前半同様キックを多用するが、風下でキックが延びず、カナダ陣地での攻防が続く。苦しくなったカナダはPKを犯し、トンガへPGを許すが、トンガはPGを外す。7分カナダのキックからトンガがカウンターを右へ大きくしかけ、ジョニー・モラス=ハンセンが後半最初のトライ、ゴールも成功し、トンガ24-8カナダ。再び、カナダのキックをトンガがカウンターから15番が大きくゲインし、最後は1番シオネ・ムイキハアメアへとつなぎトライ。ゴールも成功し、トンガ31-8カナダとし、差を広げていく。カナダは、常に人数は余っている状態。カナダは外へ回そうとするが、トンガのプレッシャーで外へ回す前につぶされてしまう。16分ようやくボールを中盤から左へ動かし、10番-12番-13番へとつなぎ、最後は11番アーロン・ジョンストンがトライ、ゴール失敗し13-31とした。30分にも、センターライン付近から右へ大きく展開し、続けてトライをし、カナダ20-31と少しずつ差を詰めていき、カナダは息を吹き返し試合がおもしろくなってきた。 その後も、カナダは、大きく外へ展開するラグビーを続け、何度となくビックゲインをしていく。トンガも必死のDFで食い止めていく。残り5分、次の得点を取ったほうが勝利を獲得しそうな予感がした時、38分、カナダが左へ展開し、ゲインを切ったところをトンガがタックル。やはり、トンガの接点は強い。力強いタックルを受けたカナダの選手が思わずボールを落とす。そのボールを拾ったトンガは、13番-19番-11番シオネ・ラウフォオウへとつなぎ、だめ押しのトライをした。最後はトンガが36-20で勝利をものにした。(水野貴人)
ティム・マーディ ヘッドコーチ 「まずはトンガにおめでとうと言いたい。前半ボールは獲得できたが、点を取るべきところで取れずに、逆にトンガに先に取られ、追う展開となってしまった。13-16位決定戦に回ることは喜ばしいことではない。チームをどう改善して次に臨むか考えたい」 ハリー・ジョーンズ キャプテン
U20トンガ代表 ハラレヴァ・フィフィタ キャプテン |