6月10日(水)、「レガシープログラム」の一環として、U20トンガ代表チームが福岡市立次郎丸中学校を訪れました。同校にはラグビー部もあり、ラグビーの普及活動も積極的に行っている学校です。
今回トンガチームを迎え入れてくれたのは、3年1組から5組の生徒170名。生徒たちが待ち構える体育館にトンガチームの選手・スタッフが入場すると大きな拍手が沸き起こりました。開会式ではトンガの国歌斉唱の後、キャプテンのハラレヴァ・フィフィタ選手からの挨拶。そして生徒さんたちからは、校歌斉唱の後、生徒自身が思い思いの四字熟語を書初めしたものを選手ひとりひとりにプレゼントしてくれました。
その後、トンガの選手は学校内を見学し授業参観を行いました。初めて訪れる日本の中学校に選手一同興味津々。選手が教室内に入ると大歓声が沸き起こり、陽気なトンガの選手たちはすぐに生徒さんたちと打ち解け、笑顔溢れる国際交流の場となりました。選手からは「日本の中学校はトンガの学校とはまったく違ったので、とても面白い」との声も聞こえてきました。
後半は体育館に戻りラグビー体験を実施。片言の英語と片言の日本語でコミュニケーションを取りながら、見よう見まねでラグビーを体験する生徒さんたちに対し、とてもフレンドリーにラグビーのおもしろさを体験させてくれました。
最後に美しいハーモニーの歌とトンガの試合前の踊り「シピタウ」を披露。選手たちの表情は一瞬にして戦士の顔となり、その迫力に子どもたちも圧倒!一瞬静まりかえった体育館に大絶賛の拍手が巻き起こりました。
閉会式では、ジョン・エドワーズ監督より挨拶をいただきました。
「今回はわれわれを招いて頂き、ありがとうございました。皆さんと色々な体験ができ、そして子どもたちのたくさんの笑顔を見ることができて、とてもうれしかったです。そしてラグビーのスピリットを伝えることができて良かったと思います。みなさんが学校で頑張ってくれることを期待しています」
生徒さんたちからは「トンガの選手達はみんなやさしく盛り上がったので、楽しかった」「ラグビーをはじめてやって楽しかった。将来、トンガに行ってみたいと思う」「みんな応援しているので、絶対勝ってほしい」などなど熱い声援を聞くことができました。
選手退場の際には、サインを求める生徒の列が途切れず、惜しまれながら次郎丸中学校を後にしました。
◎校長先生のコメント
「今回のことは子ども達の思い出になり、来ていただいて本当に良かったと思います。国に関係なく、一緒になってラグビーをすることが、遺産『レガシー』になったのではないでしょうか。トンガの国民性が出ていて良かったです」
◎指導いただいた先生方のコメント
「楽しい有意義な交流ができました。ラグビーを知らない子供たちが、はじめてラグビーにふれることができて非常に良い経験となりました。このことがラグビーの普及や発展に繋がれば嬉しいです。トンガの選手達がとてもフレンドリーに子供達とふれあってくれましたので、国際交流をする機会がなかなかできない子供達にとっては良い機会になりました」
次郎丸中学校のみなさま、ありがとうございました。
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惜しまれながら選手退場です |