6月10日(水)、U20ウェールズ代表選手26名とスタッフ4名で、鳥栖市立弥生が丘小学校を訪れました。同校は開校2年目の新設校で、校庭には芝生が張り巡らされ、環境は抜群。今日はあいにくの雨となりましたが、たくさんの生徒さんたちが廊下に整列してお出迎え。到着した26名の選手たちは大歓声をあびて体育館に向かいました。
ウェールズ、日本の両国歌斉唱からスタートした開会式では、校長先生より英語でご挨拶、そしてチームマネージャーのトニー・クレメントさんより挨拶をいただきました。
「みなさん、こんにちは。今日はこのような場を設けていただき、ありがとうございます。私たちはここ佐賀で行われているプール予選2戦に勝利し、次の試合ではオーストラリアと戦います。この試合で勝利して、予選1位で東京に行くことを目標にしています。日本は食事もおいしいし、天気もウェールズと同じような気候でとても快適な日本滞在が出来ています。チームは皆20歳以下の若い選手たちばかりで、今日ここで皆さんと楽しめることは非常にいい機会だと思っています。私たちはみな、日本の文化に触れたいと思っていますし、ウェールズのことも知ってもらいたいと思っています。何か質問などがありましたら、どうぞ気軽に声をかけてください。」
プログラム前半は、習字体験。選手、スタッフ1名に生徒さんたちがグループに分かれて習字を教えてくれます。子どもたちの慣れない英語のコミュニケーションに四苦八苦しながらも、必死に説明をしている姿はとてもほほえましい光景でした。選手は初めて手に取る筆に戸惑いながらも「心」「和」「花」の字を練習。最後に好きなことば1文字を清書して、子どもたちが消しゴムを彫って作ってくれた「印鑑」を押して完成!緊張気味だった選手や子どもたちの表情も徐々に和らぎ、至る所で歓声が起こり、記念撮影が行われていました。
後半はラインアウト、コンタクト、パスそれぞれのコーナーに別れてラグビーを体験。試合会場では見れないやさしい表情のヤングラガーたちは、元気いっぱいの子どもたちのタックルを大きな体で受け止めるなど、体育館には終始大きな笑い声が響き渡っていました。
プログラムの最後には、キャプテンのスコット・アンドリューズ選手より感謝の言葉とともにサイン入りボールの贈呈が行われ、生徒さんたちからも英語で御礼の言葉が贈られました。
チームスタッフからも「交流会などはやったことがあるけれど、今回は最高のプログラムだった」との声を聞くことができ、子どもたちの笑顔と元気に力をもらったU20ウェールズ代表の選手たちは、翌戦での最高のパフォーマンスを誓い、弥生が丘小学校を後にしました。
 |
コンタクトにチャレンジ |
 |
最後に記念写真 |