6月6日(土)、さわやかスポーツ広場で開催された、春の九州高校大会福岡予選決勝に、「レガシープログラム」の一環としてU20オーストラリア代表選手10名とコーチ2名が観戦に訪れました。
決勝の対戦カードは、U20日本代表を最も多く輩出している東福岡高校対宿命のライバル筑紫高校。
筑紫高校側のスタンドに陣取ったU20オーストラリア代表選手たちは、筑紫の伝統とも言える、試合前の気合の入った円陣に感嘆。「ハカの文化みたいだね」「テンションが一気に上がるから、いいパフォーマンスだ」などと口を揃え、必然的に筑紫の応援に力が入り、「GO! ツクシ!」と終始盛り上がりを見せていました。
試合は82対0で東福岡が圧勝。
表彰式後にU20オーストラリア代表のサインが入ったラグビーボールが贈呈され、南半球のプロリーグ、スーパー14・ブランビーズに所属するナイサン・チャールズ選手より挨拶をもらいました。
「今日は素晴らしい試合を見せていただき、ありがとうございました。東福岡高校の高いスキル、そして筑紫高校の強い精神力に感銘を受けました。近い将来、両チームの選手たちと、ワールドカップの舞台で戦えることを楽しみにしています」
セレモニー終了後も、オーストラリアの選手自ら握手を求めに行くなど、レベルが高く、ファイティングスピリット溢れる日本高校ラグビーの試合を満喫していた様子でした。
同行したアシスタントコーチ、マシュー・テイラー氏のコメント:
「オーストラリアの高校ラグビーと比較すると、体の大きさはオーストラリアのほうが上だけれど、スキルに関しては同等。むしろ日本のほうが上の部分もあると感じました。東福岡はとにかく倒れない。最後まで体力があったし、パスが上手い。
ボールを落とさずに繋ぐラグビーができているのには感銘を受けました。筑紫高校は力の差が出てしまいましたが、メンタル面ではとてもよいものを持っているので、今後期待できるチームですね」