6月4日(木)、「U20世界ラグビー選手権」開幕を翌日に控え、プールBの4チームが試合会場の東京・秩父宮ラグビー場でキャプテンズラン(試合前日練習)を行いました。どのチームもリラックスした表情でピッチの感触を確かめる中、U20日本代表の選手たちはやや緊張感を漂わせながら最終調整を行っていました。
各チーム監督コメント
U20イングランド代表 マーク・メープルトフト監督
「コンディションはとてもいいです。われわれは既に1週間ここにいて、日本の気候にも慣れる十分な時間がありました。明日、日本との試合を心待ちにしています。日本はまとまった強いチームだと思います。モールについても強固なものがありますし、ハイテンポな試合になるでしょう。日本はホスト国として意気込んでこの大会に臨むと思いますので、明日の試合を通じて自分たちの位置を確かめたい」
U20サモア代表 ヴィンセント・メレイセア監督
「スコットランドとは昨年戦ってわれわれが勝っていますが、間違いなく彼らは(昨年より)強いチームになっていると思いますので、明日の戦いに備えたいと思います。チーム状態はうまくいっています」
U20スコットランド代表 ロブ・モファット監督
「われわれは去年サモアに負けていますが、今回は去年のチームとは違います。選手も入れ替わっており違う選手構成で臨みますので、ぜひ勝ちたいと思います。展開ラグビーを目指したい。15人それぞれが活躍することが、選手の成長に結びつくはずです。エキサイティングな試合ができると思います」
U20日本代表 薫田真広監督
「とにかく時間をうまく使うラグビーをしていかないと。経験、フィジカル、スキルどれをとってもイングランドの方が上なのは認めざるを得ませんので、エリアマネジメント、タイムマネジメントをしっかりしながら、特に前半60分(を戦い)、そして後半20分どれだけ食らいついてくれるかだと思います」
各チーム、キャプテンコメント
U20イングランド代表 ルーク・イーヴズ ゲーム・キャプテン
「明日が最初の試合になりますが、幸先のいいスタートを切りたいです。基本的にはシンプルな形で、僕らのやり方で進めていきたいと思います。日本の術中にはまらずに、自分たちのカラーを出してベストを尽くしたい」
U20サモア代表 シアオシ・オットー キャプテン
「最後の合わせは終わっていて準備万端。すべて順調にいっています。明日は初戦でスコットランドと戦いますが、絶対に勝ちたいです。究極の目標は優勝ですが、昨年は7位でしたのでそれ以上を目指したい。スピード感溢れるラグビーをお見せしたいです」
U20スコットランド代表 フレーザー・ブラウン キャプテン
「勝つことを考えています。僕らはU20シックスネーションでもしっかりとプレーしてきましたし、いいチーム構成だと思います。前回はいい結果を残せなかったので(10位)、今回はプールでトップになり、順位決定戦で上位に食い込みたいです」
U20日本代表 有田隆平 キャプテン
「今日グラウンドに来て明日(試合)だと実感しました。いい緊張感が出てきているので、今日このグラウンドを見て、一層また締まったんじゃないかと思います。たくさん合宿や遠征をやったので、明日の試合のための準備はしてきたつもりです。手ごたえはありますので、後は最後どこまで出せるかだと思います」